売上が伸びないとき、闇雲に全部を直しても疲れるだけです。見られる・選ばれる・注文されるの3段階のどこで落ちているかを特定する方法を解説します。

結論:直す場所は3つに1つしかない

売上が伸びないとき、写真も、価格も、説明文も、全部いじりたくなります。でも、それをやると何が効いたのか分からなくなり、疲れて続かなくなります。

デリバリーの注文は、必ずこの順番で進みます。

見られる → 選ばれる(開かれる)→ 注文される

落ちているのは、このうちのどこか1つです。まずそこを特定してから、そこだけを直す。これが一番早く、一番疲れません。

株式会社8Deliciousの関根和樹です。17歳から飲食の現場に立ち、今も自分の店を経営しながら、厨房を持つ事業者の支援をしています。

こんな方に向いています

✅ 出しているのに注文が増えない

✅ 何から直せばいいのか分からない

✅ あれこれ変えてみたが、効果が分からない

✅ 管理画面の数字をどう見ればいいか分からない

まず、管理画面で3つの数字を見る

どのサービスでも、だいたい次の数字が見られます。名前は違っても、意味は同じです。

  1. 表示された数 — アプリの一覧に自分の店が出た回数
  2. 店やメニューを見られた数 — その中で、実際に開いてもらえた回数
  3. 注文された数 — 開いた人のうち、注文に至った回数

この3つを並べて、どこでガクッと減っているかを見ます。減り幅が一番大きいところが、あなたの弱点です。

パターン1:そもそも表示されていない

症状:表示された数が少ない

お客様の目にすら入っていない状態です。ここを直さないと、写真をどれだけ磨いても意味がありません。

直す場所

  • 売り場(カテゴリ)が合っているか。空いている売り場に移せないか
  • 商品名や説明に、実際に検索される言葉が入っているか
  • メニューをしばらく更新していないなら、手を入れる
  • 評価が低すぎないか

「グルメ」「料理」のような広い言葉ではなく、「丼」「唐揚げ」のような具体的な言葉を使うのが基本です。

パターン2:表示されているのに開かれない

症状:表示は多いのに、店やメニューを見られた数が少ない

一覧には出ているのに、素通りされている状態です。お客様が一覧で見ているのは、写真、店名、評価、価格の4つだけです。

直す場所

  • 1枚目の写真。暗い、寄っていない、湯気がない、どれかに当てはまっていないか
  • 一番上に高額商品を置いていないか
  • 人気の商品を上に持ってきているか
  • 店名から何の店か分かるか

ここは写真の差し替え1枚で大きく変わることがあります。まず写真から試してください。

パターン3:開かれているのに注文されない

症状:メニューは見られているのに、注文された数が少ない

あと一歩まで来ているのに、最後で離れている状態です。もったいないパターンですが、直しやすいところでもあります。

直す場所

  • 価格。お客様が見ている総額(商品代+送料+手数料)で割高になっていないか
  • 商品説明。量やグラム数が書いてあるか。何が入っているか分かるか
  • メニューの並び。迷わせる構成になっていないか
  • 写真と実物が違っていないか
  • レビューに返信しているか

一度に1つだけ直す

3つ全部に手を入れると、何が効いたのか分からなくなります。

一番減り幅の大きいところを1つ選び、そこだけ直して2週間見る。変わらなければ次の手を打つ。この繰り返しが、結局は一番早く進みます。

私の実例:数字を見て、1つずつ直す

私は自分の店で、毎週決まった数字だけを見て、弱いところを1つずつ直してきました。毎日張り付く必要はありません。週に1回、15分程度で十分です。

そのうえで利益の設計をやりきり、貢献利益率約45%を確認しました。貢献利益率とは、食材原価・梱包費・プラットフォーム手数料をすべて差し引いた後に残る利益の割合です。本業のスタッフが空き時間に対応したため、追加の人件費は発生していません。

1食の価格1食あたりの貢献利益(45%)1日30食月の貢献利益(30日)
1,000円450円13,500円約40.5万円
1,500円675円20,250円約60.8万円

※貢献利益率45%、追加の家賃・人件費ゼロを前提にした試算です。1日30食は、1件5〜10分として合計3〜4時間ほどの作業量になります(仕込みを前倒しした場合)。実際の利益は、価格・原価・手数料の条件によって変わります。

よくある質問

Q. 数字はどれくらいの頻度で見ればいいですか?

週に1回で十分です。毎日見ると、数字の上下に振り回されて消耗します。逆に、一度も見ないと、どこが悪いのか分からないまま時間だけが過ぎます。

Q. 直してから、どれくらいで効果が出ますか?

2週間は様子を見てください。数日では判断できません。

Q. 3つとも数字が少ない場合は?

出店して間もない場合は、まず表示されるところからです。売り場と商品名を見直して、レビューを積むところから始めてください。

Q. 広告を出せば解決しますか?

表示される数は増えますが、開かれない・注文されないという問題は解決しません。土台を直してから広告を出すのが順番です。

まとめ:全部直さない。落ちている1か所だけ直す

✅ 注文は「見られる → 選ばれる → 注文される」の順に進む

✅ 管理画面で3つの数字を並べ、減り幅の大きいところを探す

✅ 表示されていないなら、売り場と商品名

✅ 開かれないなら、1枚目の写真と並び順

✅ 注文されないなら、価格と説明とレビュー返信

✅ 一度に1つだけ直して、2週間見る

闇雲に全部いじるより、落ちている場所を1つ特定するほうが、はるかに早く結果が出ます。

8Deliciousでは、この数字を一緒に見て、次に打つ手を決めるところから支援しています。お気軽にご相談ください。

▶ ご相談はこちらをクリック

関根和樹(株式会社8Delicious 代表取締役)
17歳から飲食の現場に立ち、飲食店経営とコンサルティングに従事。5年で139名の事業者を支援。自身の店で遊休厨房を使ったデリバリーを実証し、貢献利益率約45%を確認。
主な事業:コンサルティング/飲食業/弁当事業/ケータリング事業/広告運用事業/不動産事業

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA